【長期投資】企業価値を測定ディスカウント・キャッシュフロー法(DCF法)
企業価値を数字で評価する方法を知っていますか?
テンバガー発掘のような長期投資で大きな利益を得るには、チャートのようなテクニカル分析ではなく、ファンダメンタル分析により企業価値への投資が必要になります。
企業価値を判断するため、投資家は決算書を読み株主総会に参加し企業への投資判断を行いますが、それだけで企業価値を判断していません。
企業価値を算出する方法に【ディスカウント・キャッシュフロー(DCF)法】という企業価値の見積もり方があります。
今回この記事では、企業価値を客観的な数字で評価をする【ディスカウント・キャッシュフロー(DCF)法】について説明をします。
この記事を読むことで【ディスカウント・キャッシュフロー(DCF)法】を学ぶことができ、企業価値を数字で評価できるようになることで、より精度ある投資ができるようになります。
ぜひ最後までお読みください!
未来の企業価値を評価【ディスカウント・キャッシュ・フロー法】
ディスカウント・キャッシュフロー(DCF)法を一言で表すと「未来のキャッシュフローを現在価値に割り引いて合計したものが企業価値である」と言うことができます。
この方法は、は将来のキャッシュフロー(収入や利益などの現金流入)を現在価値に割り戻して、投資対象の鉄器製な価値を評価する方法で、主に企業の企業価値や投資プロフェぃとの価値評価などで使用されます。
例に、自分が飲食店のビジネスを始めるとして、ディスカウント・キャッシュフロー法の説明をします。
ビジネスへの初期投資は20万円で、初年度の利益予想は10万円、2年目は12万円、3年目は13万円を予想しています。
では、3年後、自身の総利益はいくらかになっているか?
簡単に計算すると、10万円 + 12万円 + 13万円 = 35万円
3年間の総利益は35万円の計算になります。
しかし、この計算ではお金の時間的価値(将来のお金は現在のお金よりも価値が低い)を考慮していません。
例えば、災害でお店を開けず予想より客がすくなりなり利益が得られない可能性があります。
このように将来お金が手に入らない可能性、リスクを計算に入れなければなりません。
リスクを計算に入れるためにディスカウント率というもの使用します。
ディスカウント率は【お金の時間的価値を示す指標】で例えば10%とします。
1年目の利益10万円を現在価値に割り戻すと: 10万円 ÷ (1 + 0.10) = 9.09万円
2年目の利益12万円を現在価値に割り戻すと: 12万円 ÷ (1 + 0.10)^2 = 9.92万円
3年目の利益13万円を現在価値に割り戻すと: 13万円 ÷ (1 + 0.10)^3 = 9.71万円
この3年間の割引後の合計キャッシュフローは、9.09万円 + 9.92万円 + 9.71万円 = 28.72万円です。
初期投資の20万円を引くと、8.72万円の収益がビジネス開始時に期待できると評価できます。
このように、DCF法は将来のキャッシュフローを現在価値に戻して評価することで、投資の適正価値を判断する方法です。
【実践】長期投資におけるディスカウント・キャッシュ・フロー法
【ディスカウント・キャッシュ・フロー法】は下記のような式で表せます。
企業の価値 = 足元のキャッシュフロー ÷(割引率 ー 永続成長率)
これは永続的に企業のキャッシュフローが一定の割合(永続成長率)で成長し続けると仮定した場合になります。
分母が小さくなるほど(割引率が引い・永続成長率が高い)ほど、企業の価値が高いということを指しています。
この場合の【割引率】は企業のリスクのことを指し、企業がリスクが小さい企業ほど企業価値を高く見積もれます。【永続成長率】は長期間で見たときの1年あたりの成長率であり、この値が大きいほど長期間にわたり安定成長をし続けられる企業となります。
この計算式からわかる通り、企業価値への投資は【ずっと成長をし続け、安心して持ち続ける】企業への投資をしなければならないということです。
なぜならこの計算式に当てはめて考えると、リスクは少なく長期に保有できる企業であるほど企業価値が上がるからです。
だから私はテンバガー発掘のために、長期で成長し続けられ安心して保有し続けられる企業への投資をしたいと考えています。
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